Stage2005

   

   

「喜劇 売らいでか!」
日程
劇場 博多座
出演 鈴木ほのか、浜木綿子、赤木春恵、左とん平、音無美紀子、田村亮ほか
内容
昭和三十一年、伊賀上野。戦後十一年たったとはいえ、四方を山に囲まれたこの町は、まだまだ閉鎖的で貧しかった。家々からは、手内職の組み紐を組む、からころという音が響く・・・山内なつ枝は、そんな組み子の一人。六年間連れ添った夫・杉雄は、酒蔵の運搬係をしている。町一番の名家神代産業に雇われてはいるものの、給料は少なく、姑と娘との四人暮らしは楽ではなかった。それでも杉雄は頑として転職しない。杉雄の母ぎんは、なつ枝に冷たく、その上、自分が岡惚れしている元校長の南出氏のためにすぐお金を使う。辛い事は多くても、身寄りのないなつ枝にとっては家族はかけがえのない宝物だった。

神代産業の当主、神代里子は、三十三の身空で、二人の夫と死別。さすがに三人目はなかなか現れず、情緒不安定な奥様に、支配人石上三之助ら周囲の者はふりまわされっ放しである。そこで、支配人の息子・弘は自分の息のかかった男を里子にあてがい、神代産業を牛耳ろうと企む。

夜更け、里子の寝所に弘が連れてきたのは、幼い頃からずっと里子を慕ってきた杉雄だった。計略は成功。この日から杉雄の特別なお勤めが始まる。一方、夫が夜勤(!)で稼いでいると信じるなつ枝は、自分も組紐作りに精を出す。弘の恋人で、神代家で働くきく子に、今までの倍の値で買う問屋があると持ち掛けられ、なつ枝の心は動く。それにしても、どうも夫の様子がおかしい・・・。やがて真相を知ったなつ枝の、心の中で何かがぷつんと切れた。

単身、神代産業に乗り込んだなつ枝は、里子と対面、夫を五十万で売り払う。ついでに姑もただで引き渡し、これを元手に組紐工場を作る。自分をだましていたきく子にも、二人で手を組み、女だけの株式会社を設立しようと持ちかける。神代産業の方は、弘のアイデアどおり、観光ホテル建設へと動き始めた。が、里子の意向で、ホテル支配人の座を杉雄に奪われた弘は腐り気味。折しも南出の娘・敬子のお腹がふくらみ始め、慌てる南出。どうやらお腹の子の父親は・・!?
そんな中、女だけの株式会社は「伊賀組紐商店」がついに開業する。絡みに絡んで切れんばかりの心の糸。これをどうほぐし、どう組み直すのか。女社長なつ枝の手腕や如何に!?

浮気した亭主を、姑もろとも浮気相手に売ってしまうという奇抜なストーリーだが、花登脚本の特長として、嫁姑の対立や夫婦の喧嘩を描きながらも、どこか深いところで結ばれている人間の情を必ず盛り込んでいく作品。

 
▲シリーズ「歌」Vol.5 リズム!リズム!リズム!
 〜音楽の息づかいを表現するアーティストたち〜
 2005年6月5日(日)3:00PM

  2005年6月5日(日)6:30PM
  ※好評につき追加公演決定!!
詳細 紀尾井ホール
料金 全席指定 5,000円 学生2,500円
主催 日本経済新聞社/財団法人 新日鐵文化財団
協賛 飯田電機工業、NEC、第一興商、明治製菓

出演 クリヤ・マコト(プロデュース・アレンジ・ピアノ)
coba(アコーディオン)
熊谷和徳(タップ・ダンス)
鈴木ほのか(ヴォーカル)
納 浩一(ベース)
萱谷亮一(パーカッション)
曲目 ガーシュイン:「ガール・クレイジー」より "I Got Rhythm"
ボンファ:黒いオルフェ
ルイギ:ラ・ヴィ・アン・ローズ
ウェバー:「エヴィータ」より "Don't Cry For Me Argentina"
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ビゼー:「カルメン」より "ハバネラ" ほか


人の心に訴えかけ揺り動かすもの、それは「歌」
 〜紀尾井ホールHPより抜粋〜

休日の午後、「歌」の魅力や懐の深さを肩肘張らずに楽しんでいただく好評のシリーズの第5弾。
声楽から器楽まで、ヴィンテージもののワインのような作品から、時にはジャンルを越えた新しいレパートリーまで、「歌」をめぐる極上のエンターテインメント!
今回は、これまでとガラリ趣向を変えて、「リズム」をテーマに選びました。
素晴しい歌には、耳にとけこむ「メロディー」とともに、心躍る「リズム」があります。ポピュラー・ミュージック、ジャズ、クラシックなどの中から、人々に歌い継がれている名曲を取り上げ、世界的なジャズ・ピアニストでありサウンド・プロデューサーのクリヤ・マコト、アコーディオン・サウンドのイメージを大きく変えたcoba、足で“歌う”タップ・ダンスのニュー・スター熊谷和徳、ミュージカルを中心に活躍する鈴木ほのか達が、身体からあふれ出る「リズム」とともに音楽の息づかいを伝えます。

『ちぎれた雲はどこへ行く』 
日程 演出:伏見悦男、作曲:オリタ・ノボッタ 

23(土)
24(日)
25(月)
26(火)
27(水)
28(木)
29(金)
30(土)
1:00
11:30
11:30
11:30
11:30
11:30
11:30
11:30
3:00
3:00
3:00
S席 5800円   A席4800円

劇場 東京芸術劇場 中ホール 7月公演
出演 鈴木ほのか、杉田あきひろ、三倉茉奈、三倉佳奈  他
内容
今日も空には、大きなひとつの雲が幸せそうに浮かんでいる。空の下では、五兵衛(ウガンダ・トラ)が畑仕事に精を出していると、いらずらタヌキのポンチョがやってきて、畑を荒らし、食べ物を盗み、五兵衛を穴に落としてしまう。そこへ、うさぎのピョンタがやってきて五兵衛を助ける。五兵衛は、助けてくれたお礼にと、ピョンタを家に招待する。彼は、ハナ婆さん(小林さゆり)と、犬のコメ吉(オリタ・ノボッタ)と仲睦まじく暮らしていた。ピョンタは、自分に家族ができたと大喜び。喜びも束の間、またポンチョがいたずらしに現れ、ハナの足にケガを負わせてしまう。そこで、ピョンタは罠をしかけ、ポンチョを捕らえ縛りあげた。五兵衛は、決して縄をとかぬようハナに言い置いて、畑仕事にでかけていったが、泣いて反省し、おばあさんのお手伝いをすると約束するポンチョをかわいそうに思ったハナは、その言葉を信じ、縄をほどいてやるのだった。しかし、これもポンチョのウソで、ハナを突き飛ばし、大ケガを負わせてしまう。翌日、ピョンタ達は、ケガを治すための薬草を探しにいくが、薬草を見つけることはできなかった。すると、突然、不思議な光が野原を包み込み、空から6人の雲の精が舞い降りてきて、ケンカを始めてしまう。「みんな、やめなさい!」雲の精のフワワ(三倉茉奈)とホワワ(三倉佳奈)は、仲間のケンカを止めようとするが、みなバラバラに逃げてしまった。元は、ひとつの雲だったのに、お互いの心がバラバラになってしまったのだ。フワワとホワワは、雲がまた元のように戻ることができれば、ハナおばあさんも助かるとピョンタに助けを求める。ピョンタは、考えこみ、みんなの心と心がひとつに通いあえばきっと・・・と答えを出し、家族のため、森の仲間のためにも、ポンチョの心を変えることを決意する。ピョンタが心を鬼にしてポンチョを懲らしめたことによって、ポンチョは心を開き、友達が欲しくて淋しくて、でも素直になることができなかったことを打ち明け、ハナおばあさんのために、一晩中薬草を探して取ってくるのだった。そして、これまでのことを心から謝るポンチョ。すると、それまでバラバラだった雲は、元のようにひとつの雲となり、すっかり改心したポンチョも森の仲間に加わって、みなと手をつなぎあい、今までのようないたずらをすることなく、みなと仲良く森で暮らしていけるようになったのだった。

2005年8月 「ちぎれた雲はどこへ行く」 全国公演

場所
会場
開演時間
お問い合わせ
3

新潟
新潟テルサ
15:00
一風社公演事務局(新潟)
電話025−257−0888
5

富山
砺波市文化会館
18:30
砺波市文化会館
電話0763−33−5515
6
富山
北アルプス文化センター
14:00
上市町健康文化振興財団
電話076−473−9333
7
福井
福井市文化会館
14:00
一風社公演事務局
電話076−221−5811
8
金沢
石川厚生年金会館
14:00
北國新聞社事業局
076−260−3581
10
名古屋
14:00
名鉄ホール
電話052−561−7755
11
14:00
13
大阪
NHKホール
16:00
キョードー大阪
電話06−6233−8888
14
11:30
15:00
15
11:30
15:00
16
11:30
19
横浜
関内ホール
14:30
ケーエムミュージック
電話045−201−9999
22
長崎
アルカスSASEBO
18:30
アルカスSASEBO
電話0956−42−1111
23
熊本
熊本県立劇場
13:30
16:30
テレビ熊本
電話096−351−1140
26
福岡
博多座
15:00
博多座電話予約センター
092−263−5555
27
11:00
15:00
28
11:00


音楽劇「サマーハウスの夢」
詳細 作・作詞=アラン・エイクボーン、作曲=ジョン・パティソン、翻訳=出戸一幸、
演出・訳詞=宮崎真子、音楽監督=後藤浩明



●上演スケジュール
開演 12/3 4 5 6 7 8 9 10 11
14:00          
18:30    
☆=ハーフチケットデー(全席2800円均一)
●チケット料金
一般 5,600円
グリーンチケット(要学生証提示) 2,800円
ハーフチケット(12/3) 2,800円
出演 鈴木ほのか、畠中 洋、加藤 忍、大原康裕、執行佐智子、石波義人、山田里奈、米谷毅彦
スタッフ 美術=堀尾幸男/照明=沢田祐二/音響=高橋 巌/衣裳=加納豊美/舞台監督=伊達一成/舞台統括=荒木眞人
物語
夏、ハクスタブル家。長女アマンダは画家のロバートと離婚し、新しい夫シンクレアと新婚旅行中。アマンダの両親に気に入られているロバートは、絵の仕事のためにと屋敷の裏庭にある小さな小屋(サマーハウス)に住み、絵本「美女と野獣」の挿絵を描いていた。
 そんなある日、アマンダとシンクレアが突然のトラブルで旅行先から帰ってくることに…。ロバート、アマンダ、そしてロバートのことを密かに想うアマンダの妹メル。それぞれの想いが交錯するサマーハウスに一人の美女が現れる。
 『美女と野獣』の絵から出てきたベル。しかし物語の世界では人々はみな歌って会話するため、ベルには<ことば>が通じない。ロバートとベルは恋に落ちるが、わがままなアマンダはこの事態が気に入らない。すると『美女と野獣』の絵から大男が現れて、アマンダを絵の中へさらっていってしまった!

 日常の中にある隠されたおかしさを描くことにかけては比類ない力を持つアラン・エイクボーン。名作『美女と野獣』を下敷きに現実と物語の世界を交錯させ、歌うことで会話を成立させるという異色の作品です。夢と華やかさのある舞台をお届けいたします。

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